過保護本丸運営

刀剣乱舞初めて3ヶ月の初心者審神者のプレイ感想、日記。過保護すぎて刀剣男子達にウザがられそうな本丸。

本丸刀剣調査~陸奥守吉行~

こんにちは、甘酒です。
今日も今日とて刀剣乱舞が楽しい。


刀剣乱舞といえば、様々な逸話だったり諸説のある刀が登場し
審神者である私たちと共に正しい歴史を守るために戦っていく
というゲームですが、実際のところこの刀剣達について
ちゃんと知らない、という方も多いのではないでしょうか。



名前は聞いたことがあっても
どんな逸話があって
どんな人が使っていて
どんな道を歩んできたのか



刀帳に多少の記載はありますが、もっと知ることができれば
また違った見方が出来るようになると思いませんか?


実のところ私ももともと「刀剣」に興味があったわけではなく
刀剣乱舞を始めてから、興味本位で逸話だったりを時間の合間に
調べ始めたタイプの人間です。



調べれば調べるほど奥が深くて
刀剣達への興味や理解も深まり
刀剣乱舞のまた違った楽しみ方を発見できたような
そんなワクワク感を得ることができます。



自分の本丸に居る刀剣達のこと、もっと理解したい!



そんなわけで今回は私の初期刀
「陸奥守吉行」について書いていきたいと思います。


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陸奥守吉行を打ったのは「刀工 森下播磨守吉行」
「刀工 森下播磨守吉成」の次男として生まれました。


刀工の家計に生まれた吉行は、後に刀工・大和守吉道に入門、師事し作刀を学び
元禄(1688年~1701年)年間、土佐藩に招聘(しょうへい)され同藩の鍛冶奉行になります。
そして、その際「陸奥守」を受領名として受領しました。


つまり陸奥守吉行というのは刀の名前ではなく
正しくは刀工の名前ということになります。


実際、現在も「陸奥守吉行」という名前の刀は数振発見されており
高知、北海道にある坂本龍馬記念館に展示されている
陸奥守吉行は、坂本龍馬が帯刀していたものとは別のものです


鍛冶奉行として勤めた吉行の死亡時期に関しては不明だったのですが
大阪の地で亡くなったとされています。


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陸奥守吉行といえば、坂本龍馬が愛用したとして有名ですが
実際に龍馬が陸奥守吉行を帯刀していた期間は8ヶ月と短いものでした。



「陸奥守吉行」は坂本家の先祖伝来の刀でしたが
慶応2年(1866年)に兄である坂本権平に龍馬から
陸奥守吉行を送ってくれといった依頼があります。
先祖伝来の刀ですから、送るのにも決断が必要だったことでしょう



龍馬といえば、刀ではなく銃(リボルバー)を愛用していたことでも有名ですが
丁度その頃、龍馬はいつ討たれてもおかしくないほど危険な状況に居ました。
そんな中で兄に送った手紙には



「死候時も猶御側ニ在レ之候思在レ之候」
死が訪れるときも子の刀が傍にあると思えば、心が強くあれる



といった内容が書かれており
これを見た坂本権平は陸奥守吉行を送ることを決め
西郷隆盛を通じ、その時長崎に居た龍馬の元へ届けられることになります
受け取った後の竜馬はとても喜び



京に行くときも常に帯刀している、京の人々に自慢した
兄からの贈り物で、とても誇りに思う



といった内容の手紙を権平へと送っています。
本当に嬉しかったんだなぁ…


そして、陸奥守吉行を受け取ったとされる慶応3年(1867年)3月から
約8ヶ月後の慶応3年(1867年)11月に龍馬は討たれ
陸奥守吉行は坂本龍馬が愛刀し最期を見届けた刀として継がれていくことになります。
ちなみに龍馬が亡くなった11月15日は、龍馬の誕生日でもありました。
悲しすぎる…


その後龍馬の遺品などは坂本家で保管されることとなり
陸奥守吉行も再び坂本家へと戻ることになりますが
大正2年12月、釧路大火で被災し、この火災で龍馬の遺品の多くは失われてしまいます。
陸奥守吉行も、変形し反りを失ってしまいますが
当時の坂本家当主、弥太郎は陸奥守吉行を研ぎ直し、残った遺品と共に
昭和6年(1931年)、京都国立博物館へと寄贈されました。



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刀剣乱舞に実装された陸奥守吉行も龍馬のように銃を持っており
正直最初の頃は銃があるなら遠戦で撃ってくれ!とか思っていましたが
理解度が深まると、あぁそうじゃないんだなぁ…という気持ちになりますね。


戦いはあまり好まない刀剣男子ですが、初期刀の中でも打撃の初期値が最も高く衝力もトップクラスです、統率は全体的に見ても下位になりますが
自分の持つ理想の為に走り続けた坂本龍馬を思うと、そこは持ち主似なのかな、とどこかほっこりしてあまり気にならなくなります。(私だけか?)


陸奥守吉行の刀は総じて同じ名前なので
今後兄弟刀の実装などはあまり期待できませんが
坂本龍馬に愛され、大切に扱われ、最期を看取った彼を
今度は私の本丸で大切にしていこうと思います!

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